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🌸高遠桜雲賞🌸受賞 慶應義塾大学 齋藤苑子様 コメント
第36回高遠分子細胞生物学シンポジウムにて高遠桜雲賞を受賞されました慶應義塾大学 皮膚科学教室
齋藤苑子様 発表演題名:「エピゲノム異常モザイクが発症要因となる皮膚疾患の発見」のコメントを紹介いたします。
齋藤苑子様 発表演題名:「エピゲノム異常モザイクが発症要因となる皮膚疾患の発見」のコメントを紹介いたします。
『第36回高遠分子細胞生物学シンポジウムに参加させていただき、基礎研究から臨床医学まで幅広い分野の最前線に立つ研究者の皆様と深く交流することができ、非常に刺激的で有意義な時間を過ごすことができました。これもひとえに、開催にご尽力いただきました世話人の先生方や事務局の皆様をはじめとする関係者の皆様のおかげであり、厚く御礼申し上げます。また、この度は高遠桜雲賞にご選出いただき、大変光栄に存じます。
発表では「エピゲノム異常モザイクが発症要因となる皮膚疾患の発見」というテーマでポスター発表とフラッシュトークを行いました。本研究では、難治性の遺伝性皮膚疾患である「汗孔角化症」に対し、臨床診断から皮膚生検、遺伝学的解析、治療に至るまで一貫して取り組み、新規原因遺伝子FDFT1を同定いたしました。さらに局所型の症例において、FDFT1プロモーター領域のエピゲノム異常が単一遺伝子疾患の発症に関与することを初めて示しました。これらの成果は 2024 年に The American Journal of Human Genetics 誌に報告いたしました(doi: 10.1016/j.ajhg.2024.03.017)。今回はその後の進展として、本邦における汗孔角化症の遺伝学的ランドスケープ等の後続研究や最新のデータも含め、ポスター発表をさせていただきました。
最後に、本研究を進めるにあたりご指導いただきました久保亮治先生をはじめとする先生方、並びにご支援を頂きました皆様に心より感謝致します。高遠シンポジウムのような対面での発表・交流の場は、研究者同士が互いに切磋琢磨しながらサイエンスを発展させる原動力となる、非常に貴重な機会であると改めて実感いたしました。今後も本会のさらなる発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
改めまして、この度は高遠桜雲賞を頂きましてありがとうございました。』
発表では「エピゲノム異常モザイクが発症要因となる皮膚疾患の発見」というテーマでポスター発表とフラッシュトークを行いました。本研究では、難治性の遺伝性皮膚疾患である「汗孔角化症」に対し、臨床診断から皮膚生検、遺伝学的解析、治療に至るまで一貫して取り組み、新規原因遺伝子FDFT1を同定いたしました。さらに局所型の症例において、FDFT1プロモーター領域のエピゲノム異常が単一遺伝子疾患の発症に関与することを初めて示しました。これらの成果は 2024 年に The American Journal of Human Genetics 誌に報告いたしました(doi: 10.1016/j.ajhg.2024.03.017)。今回はその後の進展として、本邦における汗孔角化症の遺伝学的ランドスケープ等の後続研究や最新のデータも含め、ポスター発表をさせていただきました。
最後に、本研究を進めるにあたりご指導いただきました久保亮治先生をはじめとする先生方、並びにご支援を頂きました皆様に心より感謝致します。高遠シンポジウムのような対面での発表・交流の場は、研究者同士が互いに切磋琢磨しながらサイエンスを発展させる原動力となる、非常に貴重な機会であると改めて実感いたしました。今後も本会のさらなる発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
改めまして、この度は高遠桜雲賞を頂きましてありがとうございました。』

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